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あれ、怪我をしたときはめるのってギブスだったっけ、ギプスだったっけ。 正解はギプス。長篇『ギプス』 ...
闇と光の女性史がそろった。戦国時代の女性が歴史の重大局面に接する24時間=十二刻(じゅうにこく)をテーマとした短編集(1)。各編はミステリーとして「謎」が仕掛けられ、著者の抉(えぐ)るような、微細な女性描写が際立つ。評者は、吉川元春が手管を弄(ろう) ...
仏教が目指すのは、意味を付け加えることではありません。意味を問い直し、さらには意味から自由になることです。私たちは、「意味のある人生を生きなければならない」という前提そのものから解放されることができる。そのとき初めて、ただ生きているという事実自体が、 ...
そんな「小説のような出来事」が自分の身に起きたのは2016年、36歳のときだった。フリーランスでPRや営業の仕事をし、娘は3歳半、息子は生後3カ月。多発性硬化症により一夜にして視力をほぼ失ってからの9年間を、エッセーにつづった。
西洋の世界進出と支配の歴史をたどり、特に東西冷戦後の30年余に焦点を当てる。たとえば9・11後、テロリストとの対決へ向かった米国の動きは、スピノザが言う「コナトゥス」、存在への固執または自己保存の原理であり、近代思想の合理性のテーゼにほかならないという。「『敵』を悪魔化する」のが西洋文明の特徴の一つで、服従しない敵は根絶するとも。
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受賞作掲載にあたって、校閲される側を経験した綾木さん。「ひどい間違いが色々見つかって恥ずかしかったです。自分の文章って読み直しても『こう書いたはず』って脳内補完しちゃうから冷静に校閲できないんです。校閲のかたには遠慮なくエンピツを入れてくださいとお願 ...
人気連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」の最新回は、「アザミ」で群像新人文学賞に選ばれた綾木朱美さんにインタビューしました。小説家を目指したことはなく、受賞作も校閲者という仕事のスキル向上の一環で書いたものでした。
今年は「戦後80年」の節目の年である。日本政府は1995年の村山富市首相談話以来、閣議決定を必要とする首相談話を10年ごとに公表してきた。村山談話は、「植民地支配と侵略」の歴史に対する「反省」と「お詫(わ)び」を初めて表明したものだ ...
ビンスワンガー、中井久夫、上野千鶴子、信田さよ子、当事者研究、ガタリ、ウリ、ラカン、ハイデガーらの議論をもとに、「生き延び」と「当事者」の時代へと至る「心」の議論の変遷を跡付ける『斜め論——空間の病理学』(筑摩書房)が、刊行後早くも ...
今から80年前、日本が戦争に敗れて最初に始まったのが「戦犯」追及の動きでした。東条英機らA級戦犯が裁かれたことで有名な東京裁判だけでなく、アジア各地でBC級戦犯裁判が行われ、池袋のスガモプリズン(巣鴨刑務所)に収容されました。
世界経済の死角(河野龍太郎、唐鎌大輔、幻冬舎) 世界秩序が変わるとき(齋藤ジン、文藝春秋) 「あの戦争」は何だったのか(辻田真佐憲、講談社) 人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学(今井むつみ、日本経済新聞出版) 増補改訂版 ...
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